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NHK「坂の上の雲」

 3年に渡って放送された司馬遼太郎原作「坂の上の雲」が昨年末に完結した。

 ネット界隈では賛否両論というか「戦争」というもの描き方について論議があったが、それは最初から頭に折り込み済だったので、逆にNHKがどの程度まで克明に当時の日本の勢いや思想を描けるのかに注目していた。言わば消去法で。

 そういった視点だったからか、戦闘シーンで日本兵が倒れる描写の回数には霹靂としたものの、イメージしていたより原作に近いと感じることができ、個人的にはまず満足できる内容だったと共に、きっと自虐的史観にかられた人々や団体からは様々なクレームを受けたに違いないと思った。

 「坂の上の雲」は完結したものの、ぜひまた戦前・戦後の事実を伝えるような作品を世に届けて欲しい。“戦争のひどさ”を伝えるだけではなくて、”どうして戦争は起きたのか”を知るために。